「ハーフ」「九州人のわりに」 無意識のうちに相手を傷つけてしまう“言葉”

藤森キャスター:
差別自体への認識に届いていなかったという点で、渡辺雅之特任教授が図式化した、差別のピラミッドがあるんです。

差別のピラミッド
・ジェノサイド(大量虐殺)
・ヘイトクライム
・政治的・社会的な差別
・思い込み・偏見 日常に潜む差別
・無関心
※渡辺雅之特任教授作成

今回はその差別に当たるという指摘、さらにその下支えになってしまっている「思い込み・偏見、日常に潜んでいる差別」に問題があるんじゃないかということです。思い込みで“無意識のうちに”相手を傷つけてしまう

例えば、表現で言うと「男なんだから」や「体育会系なのにお酒飲めないんだ」みたいなことを平気で言われるなどということなのかもしれません。

小川キャスター:
本当に何気ない言葉ではありますけれども、こうした“言葉”は職場や学校など、私たちの身近なところで聞かれるようなフレーズなのかもしれません。街の方にも聞いてみました。

高校生
「よく『ハーフ』と言われるんですが、何回も言われるので『違うのにな』みたいな。『日本人だよ』というのも疲れる。ずっと言われると」

大学生
「『きみ、九州人のわりに勤勉だね』みたいに言われる。ふざけ半分とはいえ、言葉にはちゃんと意味があり、僕にそれが伝わってる以上、モヤッとする」

会社員
「おっとりしているから『あまりテキパキ動けなそうだね』とか。『そんな風に思われてるんだな』という印象はある。決めつけられているな

大学生
「(自分は)関西人なので『関西弁怖いよね』とか『面白いこと言えるんでしょ?』もキツイ」
「でも悪気はないと分かっているから難しい」

大学生
「相手のことを気遣いすぎて逆に話せなくなって、新しい関係・友達をつくるのが大変になってしまうと思う」

小川キャスター:
これは自分も言ってしまってる可能性があるなと、わが身を振り返ってしまいました。

プチ鹿島さん:
先週、番組でパワハラについての問題がありましたけど、似てる、もしくは同じだと思うんですよね。「パワハラだと自分は思ってなかった」や「差別だとは思ってなかった」と言うんですけど、やはりこれも当事者の視点が全然抜けてるというか、そこは同じじゃないかと思います。

小川さんが先程おっしゃいましたけど、ここ10年くらいでどんどん変わっている、それはいいことだと思っていて、今まで声をあげられなかった人があげている。そこにいかにちゃんと向き合えるかどうかということですね。