児童にわいせつな行為をしたとして教員が逮捕されるなど、教育現場で子どもへの性犯罪が相次いでいます。塾講師からおよそ10年間にわたり性被害を受けたという女性がRCCの取材に応じました。

「脱がされそうになって渋っていると、『いいから早くしろよ』って言われ、性的なことされてたり、怒鳴られたり、いつも嫌だなと思っていた」

広島県内に住む20代のさやかさん(仮名・20代)です。性被害が始まったのは小学校の高学年のときでした。通っていた塾の男性講師から「うちに来て勉強しよう」と声をかけられたといいます。両親に相談したところ、塾の講師なら信頼できると送り出され、当時は、特に怪しいと感じることもありませんでした。

さやかさん(仮名・20代)
「勉強すると言ってるし親にはいい顔していて。『今日はこんなことができた、できなかった』など、まめに報告して親の信頼を勝ち取っているような感じでした」