岩手県漁連は5日、大船渡市の一部と陸前高田市がエリアの南部海域産ホタテガイについて、約7か月ぶりに出荷の自主規制を解除したと発表しました。一方、県内では3つの海域で自主規制が継続しています。
自主規制が解除になった南部海域では、国の規制値を超えるまひ性貝毒が検出され、今年5月2日から出荷の自主規制が続いていました。先月21日から3週連続で規制値を下回ったことから、県漁連が5日付で自主規制を解除しました。これにより6日水揚げ分から殻付きで販売が可能になります。
一方、県内に12ある海域のうち3つの海域では、ホタテガイの自主規制が続いています。このうち釜石湾海域産は今年2月から9か月以上にわたって規制が継続しているほか、大槌湾海域産は7月に一度規制が解除されたものの先月下旬に再び出荷が規制されています。
【ホタテガイ出荷自主規制海域と期間】
〇大槌湾 11月21日~
〇釜石湾 2月21日~
〇大船渡湾西部 3月21日~