30年以上に渡ってフラダンスの普及などに務めた、ことし88歳のダンサーが引退することになりうるま市でセレモニーが行われました。
華やかな衣装に身を包み優雅な踊りを披露するのは、ことし88歳のトーカチを迎えたうるま市の兼城恵美子さんです。
健康づくりのため57歳でフラダンスを始めた兼城さんは、市内に教室を開き、これまでにのべ400人を指導するなど普及や発展に努めたとして、県文化協会の功労賞を受賞しています。
県内外のイベントなどでフラダンスを踊ってきた兼城さんですが、トーカチを迎えるのを期に引退することになり、教え子らとともに最後のステージを彩りました。
兼城恵美子さん(87)
「病気していません。これまでに薬も飲んでいません。フラをやってきて良かったと思います。皆さんに支えられてここまで来られたということは本当に最高に幸せいっぱいです」
この日はおよそ100人のフラダンス関係者が祝福に訪れ、兼城さんが30年のダンス歴を振り返りながら次の世代に思いを託していました。