福岡と大分の両県で40人が死亡、2人が行方不明となっている九州北部豪雨から5日で5年です。甚大な被害を受けた福岡県朝倉市では、6つの地区が「長期避難世帯」に認定されました。去年、認定は全面解除されたものの、これらの地区では住民が戻らず集落の存続が危ぶまれています。

◆市役所で黙とう

朝倉市役所では5日朝、職員たちが黙祷を捧げました。5年前の7月5日、朝倉市は経験したことのない豪雨に見舞われました。


2017年7月の九州北部豪雨。福岡と大分の両県で、40人が死亡、2人が行方不明のままです。

◆被災した佐藤達美さん

被災した佐藤達美さん「あの当時から、時間が止まったような感じがしますけどね」


朝倉市杷木松末の乙石地区で暮らしていた佐藤達美さんです。

佐藤達美さん「家がこのあたりだったんですよね。川がそこ。そこから5メートルくらい高台に自分の家があったんだけど、裏側にも小さい沢があった。それが両方から・・・こことここは完全に流失ですよね、全壊」

◆「長期避難世帯」に6地区が認定

朝倉市では、乙石地区など特に被害の大きかった6地区が、危険な状況が続き長期にわたって住宅に住むことが出来ないとして「長期避難世帯」に認定されました。


去年12月までにすべての地区で認定が解除されたものの、多くの集落で住民が戻らないままです。乙石地区では、被災前に暮らしていた12世帯のうち、集落に戻った世帯はありません。


また、小河内地区は集落の維持が難しくなったとして、今年3月に集落を解散しています。