迫る強制捜査…岸田政権は来春に行き詰まる可能性

藤森キャスター:
どうも今回、この問題が政治に与える影響は大きくなりそうだと。星さんの取材では、自民党幹部は「令和のリクルート事件になる」というふうに話をしているそうですね。

リクルート事件は35年前(1988年)ですが、当時の竹下内閣が退陣に追い込まれる、いわば当時は戦後最大級ともいわれた巨大な汚職事件ということで、それぐらいの衝撃がまた、岸田政権を揺るがすものになるかもしれない。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
私も駆け出しの政治記者で取材したのが、このリクルート事件でした。
ただ、今の岸田政権というのは、巨大な最大派閥の安倍派が支えて誕生したというのは一つありますよね。
藤森キャスター:
岸田政権を支えている、安倍派「5人衆」といわれる要職。

<閣僚>
▼松野博一 官房長官
▼西村康稔 経済産業大臣
<自民党幹部>
▼萩生田光一 政調会長
▼高木毅 国対委員長
▼世耕弘成 参院幹事長
TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
松野さんと高木さんは現職ですが、安倍派の事務総長を務めました。西村さんも務めたんですけどね。
松野さんも西村さんも、その経緯について一切具体的に語っていないわけです。これがこの問題の疑惑をさらに深めているわけですので、やはり松野さん、西村さん、そして高木さんも自民党総裁としては部下ですから、ここで岸田総理が「きちんと説明しろ」と言い出さない限り、この問題は解明されません。
もしかするとこの3人、この5人も「自分たちで説明しなくても岸田さんから責められることはない」とたかをくくっている可能性もありますので、そこは岸田さんの決断次第という局面になりつつあると思います。
小川キャスター:
岸田さんとしては、ただでさえ逆風が吹いている中で、ここに来て「令和のリクルート事件」ともいわれるようなことが起きてしまいそうだということですけれども…。

パトリック・ハーランさん:
リクルート事件があったあとも自民党続投になりましたけど、僕が不思議に思うのは、桜を見る会で安倍派というか、安倍元首相があんなに叩かれたのは2019年。ついこの間じゃないですか。
でも、そのあとも一新できていない、一変できていない、クリーン化できていないというのは、とても残念ですね。
トランプ元大統領も政治とカネの問題が常に疑惑として持ち上がって、またうやむやになるんですけど、くれぐれも我が国のようにならないでいただきたいです。お願いします。
小川キャスター:
この先なんですけれども、どう展開していくのか?

TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
これから年末年始にかけて、かなり日本の政局は緊迫してくると思います。
おそらくこの流れでいきますと、安倍派を中心とした派閥の事務所に対する、いわゆるガサ入れ、家宅捜索が近く行われます。臨時国会が明けたあとに、場合によっては国会議員、それから派閥の事務職員に対する強制捜査につながるんじゃないかと。
それによって、仮に立件される議員とか職員が出てくるとなると、政権に与える影響は非常に大きいと思います。
通常国会が1月から始まりますが、ここではおそらくこの問題一色になり、野党の攻勢は一層強まる。岸田政権は、3~4月ぐらいになって行き詰まってくる可能性が出てきたといっていいと思います。
小川キャスター:
嵐の前夜という様相を呈してきました。














