流行りのダンスや折り紙づくりで交流です。台湾の高校生が4日、教育旅行の一環で岩手県立雫石高校を訪れ、生徒同士が親交を深めました。

雫石高校を訪れたのは台湾の台北市立陽明高級中学の1、2年生32人です。高級中学は日本の高校に当たります。
今回の交流は、台湾からの教育旅行誘致を目指す県と町が、3年前から台湾の教員を対象としたモニターツアーなどを行い準備を進めてきたもので、実際に高校生が教育旅行として町を訪れるのは、今回が初めてです。
4日は、雫石高校の郷土芸能委員会がさんさ踊りで歓迎すると、陽明高級中学の生徒も現在台湾で流行しているというダンスを披露しました。その後は学校生活の様子や食文化、観光スポットなどをお互いに紹介して交流しました。

(陽明高級中学の生徒)
「すごくみんな優しそうで親切そうな人ばかりだなと思いました」
「日本の生徒たちはすごく可愛くて元気いっぱいですね。(岩手で楽しみなことは?)神社参りにすごく興味があります」

また1年生の英語の授業に参加した台湾の生徒たちは折り紙に挑戦。英語での説明を聞きながら「鶴」を作りました。
慣れない作業に苦戦しながら、ここでも雫石高校の生徒と協力して作り上げていました。

(雫石高校1年 森子聖彩弥さん)
「たくさん交流できて友達になれて楽しかったです。折り紙を一緒に作ったり、わからないところとかを聞きあったりしたところが印象に残りました

陽明高級中学の生徒たちは5日は盛岡市でわんこそばを体験する予定で、花巻市などを訪問し6日に帰国します。県と町は今後も交流事業を続ける方針です。