アンコンシャスバイアス研究所認定トレーナー 比嘉華奈江さん「アンコンシャスバイアスは200種類以上あると言われていますが、例えば沖縄出身だというとお酒が強いと思うとか、関西出身だとおしゃべりで面白そうな人だなと思うとか、アンコンシャスバイアス自体はそれだけでは影響や問題に発展するというものではなく、それが押しつけになってしまったり、絶対こうあるべきだラベル付けになる可能性はあります」

性別や年齢、職業などで人をラベリングし、これまで得た経験から生まれる無意識の思い込み・アンコンシャスバイアス。この考え方を『誰かに押しつけた』とき、相手を傷つけてしまう可能性があると専門家の比嘉華奈江さんは指摘します。

比嘉華奈江さん「出張が多く伴う仕事なので、育児中のあなたには大変だと思って、『プロジェクトからは一旦外しておいたからね』と例えば上司から言われたとして、上司は良かれと思って、気をつかって、出張に行かない方がいいと思って外したんだけど、本人にとってはそれがすごいショックだったと日常の中によくあるんじゃないかなと」

無意識に作られた『当たり前』を知らず知らずのうちに『押し付けてしまう』状況。街の人たちも似たような経験をしたという意見が多くあがりました。

40代・主婦「夫の実家に行った時にずっと手伝いをしなきゃいけなかったりとか」
30歳・公務員「結婚当初は育児については、母親が中心になってやるべきと思ってたんですけど、子どもを育てながら意識が変わってきて」
50代・介護職「共働きだったので子どもに熱が出た時はお母さんが必ず帰らないといけない。お父さんじゃなくて必ずお母さんに連絡が来るとか」