盛岡市が生活保護制度の障害者加算を過払いしていた問題で、市が1965年から60年近くにわたって誤った認定条件で支給していた可能性があることがわかりました。

この問題は、去年6月に行われた会計検査院の検査で発覚し、誤りを指摘されたものです。
市によりますと、障害者加算の認定要件は本来障害者年金の証書を確認するところを、市は主に障害者手帳のほか療育手帳に記載された障害等級を優先して認定し、支給していたということです。
市は会計検査院の指摘があるまで誤りに気づかず、過払いの始まった時期については当時の厚生省から認定に関する通知のあった1965年以降続いてきた可能性のあることがわかりました。同様の通知は1995年にも行われていたといいます。