きのう、フィリピン沖で発生した大地震に伴い、千葉県から沖縄県にかけての太平洋沿岸に津波注意報が発表されていましたが、午前9時までにすべて解除されました。

日本時間のきのう夜遅く、フィリピン沖で発生したマグニチュード7.7の大地震でフィリピンの災害対策当局は、ミンダナオ島で住宅の外壁が崩壊し、妊婦1人が死亡したと発表しました。

また、地震の影響で1人が行方不明となっているほか、4人が負傷したということです。この地震にともなって気象庁は千葉県から沖縄県の太平洋沿岸に津波注意報を発表していましたが、午前9時までにすべて解除しました。

これまでに伊豆諸島の八丈島で最大40センチをはじめ、千葉県、和歌山県、高知県、鹿児島県などのあわせて22の観測点で津波が観測されました。被害の情報は入っていませんが、気象庁は、津波注意報が発表された沿岸では、今後1日程度は海面の上下動が続く可能性が高いとして、海に入って作業したり釣りをしたりする場合は十分に気をつけるよう呼びかけています。