“日本一”の高さを更新した「麻布台ヒルズ」が開業するなど、今年、東京都心では超高層ビルの開業が相次いでいます。一方、世界に目を向けると中国の躍進が目立ち、日本はトップ50に入っていない現実も…。世界の高層ビル事情を手作り解説でお伝えします。

東京都心で開業ラッシュ

東京では超高層ビルの開業が続いています。VTRにあった「渋谷サクラステージ」が11月30日に竣工。
11月24日には330mの「麻布台ヒルズ」が開業。「麻布台ヒルズ」は、大阪の「あべのハルカス」を抜いて日本一の高さとなりました。

その他にも今年は、「東京ミッドタウン八重洲」、「東急歌舞伎町タワー」などが開業しています。5年後には「麻布台ヒルズ」よりも高い、385mのビルが東京駅に完成する予定です。

空室増える?「2023年問題」

一方、開業ラッシュで指摘されているのが「2023年問題」。コロナ禍を経て在宅勤務が定着し、オフィスの需要が減る中、高層ビルのオフィスが大量に供給されることで、空室が増える懸念があるのです。