このうち修繕が済んだのは5つの橋にとどまっています。

田村主幹:
橋梁自体が専門知識が必要ですので、職員の数、橋梁の修繕となりますと多額の費用が掛かりますので、複数の橋梁を同時に施工が難しい。

市の専門職員は2人しかいないうえ、法改正からのこの10年間でかかった費用は点検におよそ2億5000万円、設計を含めた修繕費用はおよそ5億2000万円と高額になっていることが大きな要因になっているといいます。

さらに、早急な修繕が必要と判断された16の橋は、すべて5年前までに行った1巡目の点検の際にも同じ判定となっていました。

田村主幹:
橋梁の大多数が50年以上となっているので、月日が経ちますと健全度が上がってしまう(悪くなってしまう)。その辺の部分が今後どうなっていくのかなというのが担当としても不安な材料の一つとなっている。

点検は行えても修繕が進まない。こうした現状は甲州市だけにとどまりません。

国交省のまとめでは昨年度までに県内で早期または緊急に措置が必要と判断された市町村管理の橋やトンネルなどは209あります。

このうち10月19日までに工事が完了しているものは33で、2割にも2割にも満たないのが現状です。
160か所は設計などに着手しているものの工事は完了していません。
さらに16か所ではいまだに措置が進められていないことが明らかになっています。