日本野球機構(NPB)とスカパーJSAT株式会社が1日、今シーズン最も劇的なサヨナラ打を放った選手「スカパー ! ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞」の受賞選手を発表。セ・リーグは巨人・坂本勇人(34)、パ・リーグはロッテ・角中勝也(36)に決定した。
坂本は6月16日の楽天戦(東京ドーム)で、3対5の2点ビハインドで迎えた9回裏、無死二・三塁の場面で楽天・酒居から左中間へ劇的逆転サヨナラ3ランを放った。6月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞し、2016年5月度以来、自身3度目の受賞となった。年間大賞は球団としては13年の長野久義以来10年ぶり。
授賞式に出席した坂本は「今年はチームが4位という中、まさかこの賞がいただけるとは思っていなく、大変光栄です。来シーズンも温かい声援をお願い致します」とコメントした。さらに「サヨナラホームランは13年ぶり、なかなか出ないと思っていたが、特にあの場面は交流戦の優勝もかかっていたのであの場面で打てて良かった」と振り返った。
「ここ何年か個人的にも怪我して1年間一軍入れないこと多いので、個人的にはいっぱい打って、しっかり守備して。走るのは考えながら、チームに貢献できるようにがんばりたい」と意気込み、「ニ塁打は大事にしている、日本一の記録なれれば」と現在二塁打は通算445本で歴代4位。1位の立浪和義氏の487本まであと42本としている。
角中は7月24日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で、0対1の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一塁で代打で登場した角中は、ソフトバンク・オスナから右翼席へ逆転サヨナラ2ランを放った。サヨナラ賞(7月度)は自身初。
壇上で角中は「打った瞬間から年間大賞取れるかなと思ったら、実際に取れたので嬉しい。(今季は)2位だったので来シーズンは優勝に向けて頑張りたい。応援よろしくお願い致します」と年間大賞に喜びつつ、来季に向けて意気込んだ。
昨年の年間大賞は、セがヤクルト・丸山和郁、パがオリックス・宗佑磨。09年に制定され、15年目を迎えた同賞は、昨年に引き続きファン投票で大賞選手が決められた。














