学校部活動の地域移行に関する意見交換会が、宮城県庁で開かれました。教職員の負担軽減につながると賛成意見があがる一方、指導者の質の低下を心配する声も聞かれました。
県高等学校文化連盟 早坂重行会長:
「専門的な指導を外部指導者から受けられのるはメリットがあることだし、このような形で(土日の指導を)専門とする人にお願いすることは素晴らしい」

意見交換には、学校部活動の関連団体から15人が出席しました。出席者からは部活動の地域移行について、教職員の負担軽減につながると賛成意見が上がる一方、指導者の質の低下やトラブルを心配する声も聞かれました。
宮城教育大学 池田晃一教授:
「指導者が暴言を発するとか、暴力をふるうのは、連鎖がある。その背景には指導力不足、指導の知識の欠如が挙げられる」

このほか、活動場所への送迎や、活動費の負担が心配との声も上がっていました。国は、今年度からの3年間を「改革推進期間」と位置付け地域移行を進めたい考えで、県教委は、来年度以降、準備が整った学校から、休日の部活動を地域に移行していくということです。