富山・高岡市内のガソリンスタンドに勤務していた男性が「過重労働」で自殺したとして、遺族が会社側に損害賠償を求めた裁判で、判決は、会社側に6200万円余の支払いを命じるものでした。

過労死した男性の長男：「私どもの主張が10割認められたことに関してひとまず安堵。それでも父は帰ってくることはない、苦しい気持ちは続いていく」

父の死から4年。判決後に開かれた会見で過労死した男性の長男がいまの胸中を語りました。

過労死した男性の遺書

4年前、当時58歳で自ら命を絶った男性の遺書です。

過労死した男性の遺書：「家族へ、本当にすまない、おとん病んでしまった。治る見込みはないようだ。そうぎ、そうさいはかんけつに。はかもいらない散骨でいい。とにかく金はかけてくれるな。後始末にめんどうかけるがそれがなによりつらい、本当にごめんなさい」（原文そのまま）

男性が精神を病んでしまった原因は会社からの“過度なノルマ”でした。