盛岡市を拠点にネコの保護活動を行うNPO法人の理事長が30日、「多頭飼育崩壊」の防止を目指して、花巻市の福祉関係者を対象に講演しました。

講演会は、今年の夏にネコが増え過ぎて飼い主の手に負えなくなる多頭飼育崩壊が起きた花巻市矢沢地区で地域の社会福祉協議会などが開いたもので、住民の見守り活動を行う18人が参加しました。
講師を務めたのは、盛岡市で保護ネコカフェを営む認定NPO法人もりねこの工藤幸枝理事長です。
工藤理事長は講演の中で20匹以上飼育されている場合は、多頭飼育崩壊のリスクが高いことなどを説明し、「ネコの問題は飼い主の抱える問題でもある」として、参加者に問題を抱えていそうな飼い主への早期の声がけを呼びかけました。