こうした事態を受け29日、南部町の陶山清孝町長とJA鳥取西部の組合長らが鳥取県西部総合事務所を訪れ、平井伸治知事に農家支援の要請書を提出しました。

南部町 陶山清孝 町長
「極めて小型のカメムシでして、この影響がどこまで広がるのか心配しています。これがどんどん広がるとなると、米作自体に重大な影響を及ぼすので、ぜひ早期に原因を叩き潰すということを皆さんと力を合わせてやっていきたい」

鳥取県 平井伸治 知事
「高温ということもあったと思います。その中でカメムシが色んな種類繁殖していたと思います。防除であるとか作戦を地元やJAと一緒になって組んでいきたい。合わせて被害に遭われた農場については、その経営状況に応じながら、町やJAと一緒に支援の輪を広げていければと考えています」

南部町などによりますと、隣県の山口県・広島県を中心にイネカメムシが拡大傾向にあること。また、飼料用米は害虫の防除をしないため、飼料用米についたイネカメムシが次から次へと田んぼ間を移動したことなどが被害が甚大化した要因ではないかということです。