寒さが本格化する年明けにピークとなることが多いインフルエンザの感染が11月に拡大しています。
実は、今年と同じ傾向を示した年が、かつて1度だけ存在しました。
2009年の新型インフルエンザの流行です。
今シーズンの流行との共通点は? そして感染は今後、どうなっていくのか。
専門家に聞きました。


なぜこの時期に大流行しているのか。

長野市保健所の小林良清(こばやしよしきよ)所長は、こう分析します。

長野市保健所 小林良清所長:
「2009年の新型インフルエンザの時と同じような流行の仕方をしているととらえることができるんじゃないかなと思います」
「秋口から流行が始まって、今頃ピークを迎えて冬に向けては減少していく」

2009年の新型インフルエンザは、アメリカやメキシコで確認された豚インフルエンザから始まり、世界的に感染が拡大しました。

日本でも、10月頃から感染が広がり、11月末にピークを迎えました。