熊本市は、川や井戸で調査していた有機フッ素化合物について、指針値を超える値を新たに検出したと発表しました。
一方、水道水については、問題はなかったとしています。
“指針値50ナノグラム”を上回る『最大88ナノグラム』検出
熊本市環境推進部 永田努部長「井芹川などの水質調査結果です。12地点が指針値を超過していました」

熊本市によりますと、11月9日と16日に井芹川(いせりがわ)と、その上流の鐙田川(あぶみだがわ)で水を採取して調査したところ、あわせて12か所で“国が暫定的に定めた指針値の50ナノグラム”を上回りました。
最も数値が高かったのは、JR植木駅に近い熊本市北区の鐙田橋(あぶみだばし)の下流付近で、88ナノグラムでした。

また、飲用に使っている熊本市内の121か所の井戸を、今年8月から10月にかけて新たに調べたところ、北区の植木町周辺の9か所で指針値を上回ったということです。
いずれも原因は分かっておらず、熊本市はさらに調査を進める方針です。
一方、水道水については、10月に熊本市内28か所で調べましたが、最大でも24ナノグラムで、いずれも暫定目標値を下回ったということです。














