7月16日(日本時間)に開幕する世界陸上オレゴン大会。世界陸上はこれまで17大会が行われ、陸上競技の花形“男子100m”では数々の王者が誕生してきた。その瞬間をプレイバックする第1弾。
■1983年 第1回ヘルシンキ大会
伝説が生まれた瞬間だった。カール・ルイス(アメリカ)が10秒07で優勝し初代王座に。さらに走幅跳、4×100mリレーで3冠を達成。この大会でスーパースターの地位を確立した。
■1987年 第2回ローマ大会
1984年ロサンゼルス五輪で4冠(100m、200m、走幅跳、4×100mリレー)のカール・ルイスとベン・ジョンソン(カナダ)が対決。世界中が注目したレースは9秒83のタイムでベン・ジョンソンが勝利した。しかしその後、1988年のソウル五輪でドーピングが発覚し記録・順位ははく奪。2位のカール・ルイスが繰り上がり金メダルとなった。
■1991年 第3回東京大会
“スーパースター”カール・ルイスと世界記録保持者リロイ・バレル(アメリカ)の対決が注目された。当時30歳のカール・ルイスが9秒86の世界新記録で3連覇を達成。人類で初めて9秒8台で走った瞬間だった。
■1993年 第4回シュツットガルト大会
1992年バルセロナ五輪の金メダリスト、リンフォード・クリスティ(イギリス)が9秒87の自己ベストで優勝。4連覇を狙ったカール・ルイスは10秒02で4位だった。
■1995年 第5回イエテボリ大会
国際大会デビューとなったドノバン・ベイリー(カナダ)が9秒87で優勝となった。華々しいデビューとなったベイリーは1996年のアトランタ五輪で9秒84の世界新記録で金メダル。初めてアメリカ人以外の男子100m世界記録保持者となった。
■1997年 第6回アテネ大会
当時は無名のスプリンターとして出場したモーリス・グリーン(アメリカ)が9秒86の大会タイ記録で優勝、世界記録保持者で前回の金メダリスト、ドノバン・ベイリーは2位に終わった。
■1999年 第7回セビリア大会
1999年6月にアテネ国際で9秒79の世界新記録を樹立したモーリス・グリーン。勢いそのままに9秒80の大会新記録で連覇を達成した。さらに200mと4×100mRでも金メダルを獲得し、3冠。100mと200mの2冠は大会初の快挙だった。
■2001年 第8回エドモントン大会
2000年シドニーオリンピックで悲願の金メダルを獲得したモーリス・グリーンが3連覇を狙い決勝のレースへ。80メートル付近で肉離れを起こし、足を引きずりながらも9秒82の記録で優勝、しかし故障が多かったグリーンはこの大会を最後に国際大会の表彰台から遠のいた。
【世界陸上オレゴン男子100m競技日程 ※日本時間】
予選 7月16日 10時50分
準決勝 7月17日 10時00分
決勝 7月17日 11時50分
注目の記事
思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

恒星間天体「3I/ATLAS」まだ“真の姿”を見せていない可能性…原因は「宇宙線による日焼け」か 太陽系外から飛来した天体の謎

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

【独自】旧統一教会の"財産移転先"天地正教とは 「弥勒菩薩は文鮮明氏」宣言から濃くなった教会の色...過度な献金要求を元信者が証言 二代目教主「乗っ取られた」旧統一教会の見解は【実態取材・前編】

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本

「すごい話題の宝庫」元新聞記者が限界集落で新聞社 地域密着の小院瀬見新聞「すばらしい過疎地」発信 富山・南砺市












