地域活性化プロジェクトの一環として、岩手県矢巾町を舞台にした小説が作られ、28日完成発表会が行われました。物語は、町内の史跡・徳丹城を鍵にしたSFラブストーリーです。

完成発表会には小説を執筆した矢巾町在住の作家、綿世景さんら5人が出席しました。
矢巾町を舞台にした小説「私の世界に徳丹城はない」は、高校生たちのSFラブストーリーです。
今は広い原っぱが広がる町内の史跡・徳丹城が物語の鍵となっています。
地域活性化に取り組むNPO法人やはば協働センターの企画で制作されたもので、今後はこの小説を軸に、イベントの実施や映像化などを目指しています。

(綿世景さん)
「矢巾町の何気ない部分をいっぱい散りばめたので、小説を読んで矢巾町に足を運ぶ際には、小説に出てきたベンチやお店をみながら散策してもらえたらなと思う」

小説「私の世界に徳丹城はない」は4部構成で、28日からひと月ごとに1部ずつインターネットで公開されるほか、それぞれの冒頭部分をまとめた冊子が町内を中心に配布されます。