福島県の避難解除区域で、防犯を担う巡回員13人全員が私有地で不適切な行動をしていたことが分かり、委託元の復興庁が謝罪しました。
双葉町で行われている戸別の巡回でクリや山菜を許可なく採取していたことが分かり、町が謝罪しました。
双葉町・伊澤町長「不安を感じられた全ての町民の皆様に深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
不適切な行動があったのは、双葉町の避難解除区域で行われている戸別の巡回業務です。町によりますと、10月、業務を請け負う「一般社団法人ふたばプロジェクト」の巡回員が業務中に巡回不要の申し出があった私有地に無断で立ち入り、その写真をSNSに投稿しました。
町が調査したところ、13人いる巡回員のうち3人が私有地に無断で立ち入り、10人が10か所の私有地でクリや山菜などを許可なく採取していたことも明らかになりました。
町は、地権者に謝罪したほか、23日から巡回業務を停止しています。これを受け、委託元の復興庁は…。
土屋品子復興大臣「職務専念義務に違反していることからも、復興庁としては極めて遺憾であり、厳しく対応してまいります」
土屋大臣は、ほかの自治体でも似た事案がないか緊急調査を指示し再発防止策を検討するとしています。













