草履から導き出した容疑者の逃走経路
現場に残っていたのは犯人の男が履いていたゴム草履。レグルスはこの草履の臭いをたどり、約500メートルほど男の足取りを追跡、逃走経路を明らかにした。警察はその周辺の防犯カメラの映像を確認するなどして捜査を進め、南風原町のダンプカーの運転手の男(71)を強盗などの疑いで逮捕した。

人間の1憶倍といわれることもある犬の鋭い嗅覚を生かし、容疑者逮捕につながったこの事件。レグルスはその活躍によって、11月27日に表彰された。1年分のビーフジャーキーとおやつの首飾りをもらい、嬉しそうな表情に見えた。
今回のレグルスの活躍について、指導を担当する宮平守巡査長はー

県警察本部鑑識課 宮平守巡査長
「とても甘えんぼうな性格です。だから、訓練もやりやすいです。褒めてあげたら楽しんで訓練してくれます。だから今回の結果に繋がった」
県警察本部には計4頭の警察犬が在籍し、今年の出動回数は既に300件に上るという。
直近では昨年8月に本部町内で行方不明者の捜索要請を受けた警察犬「アイベ」が捜索開始からおよそ1時間で行方不明者を発見するなど活躍。警察犬は警察の捜査などに欠かせない重要なパートナーになっている。

強盗事件の容疑者逮捕に大きな役割を果たしたレグルス。宮平巡査長はこれからも日々訓練を重ね、様々な現場に出て頑張りたいと意気込みを語った。














