青森県東通村の小田野沢漁協は、アワビの密漁が相次いでいることからドローンを活用した密漁対策の実証実験を実施しました。
密漁対策の実証実験は、東通村の小田野沢漁協の関係者や日本ドローン活用推進機構など約30人が参加しました。小田野沢漁協では夜間にアワビが密漁される被害が相次いでいて、不審な船を見つけても現場へ駆けつけるまでに犯人が逃走してしまい対策が急務となっていました。
このため、今回の実験では漁協の半径2キロ以内に侵入した不審船をドローンがレーダーで検知して赤外線カメラで撮影できるかなどを確かめました。
日本ドローン活用推進機構 石井克幸代表理事
「密漁者に対して今でのように船を出して確認しにいくことがなくなるので、より機動的に対応できる」
小田野沢漁協は今回の実験結果を受けドローンの早期運用を目指し検討を進める方針です。