ロシア法務省はウクライナ侵攻を批判したとして、カシヤノフ元首相をスパイを意味する「外国の代理人」に指定しました。

ロシア法務省は24日、プーチン大統領就任1期目の2000年から2004年まで首相を務めたカシヤノフ氏を「外国の代理人」に指定しました。

カシヤノフ氏はプーチン氏と対立し首相を解任された後、政権批判を続け、去年、ロシアを出国していました。

ロシア法務省は「不正確な情報を拡散させ、ウクライナでの特別軍事作戦に反対し外国メディアの取材に応じた」などと指摘しています。

ロシア法務省は先月には北方領土交渉にも関わったクナーゼ元外務次官を「外国の代理人」に指定するなど、言論統制を強めています。