3年前、戦後初めて中止となった高校野球、夏の甲子園。あの夏を取り戻そうと来週甲子園球場では、当時、各都道府県の大会を勝ち抜いた元球児たちが集まり、一度きりの特別なイベントが開催されます。
沖縄からは八重山高校が出場。ようやく夢を叶える球児たちの思い、そして大会への抱負を聞きました。
初めて夏の甲子園が中止になった2020年 今も残るやるせなさ
祝日のグラウンドで。草野球に汗を流す選手たち。いよいよ来週、高校時代に夢見た大舞台でのプレーが待っています。
伊計翼さん
「専門学校進学だったので、そのまま野球はしない、高校で終わってそのまま専門学校に進学しました。自分が一番楽しむことだと思っているので、思い切り楽しむことを意識してやりたいです」
Q高校の時と今どっちが上手い?
上地悠利也さん
「全然高校の時ですね。今もう動けていないです。甲子園球場で出来るので、プラスみんなとまた出来るので、そこも楽しみですね。みんなと集まれるので」
渡辺雅隆 高野連会長(2020年当時)
「第102回全国高等学校野球選手権大会の中止を決定致しました」
コロナ禍に見舞われていた、2020年。戦後初めて、夏の甲子園大会が中止に。
それまで甲子園を目指し練習に励んでいた県内の球児たちにとっても、悲しい報せとなりました。
初の甲子園出場を目指し、八重山高校で練習に励んでいた東川平良輔さんは、高校時代にやりきれなかった思いが、今なお心に残っています。