馬前総統「第二の香港にならない」

台湾市民の間で広まる中国への懸念。2008年から8年間、台湾のトップを務めた、馬英九前総統はJNNの単独インタビューでこのように強調しました。

馬英九 前総統
香港の現状と未来は、台湾にとってまったく魅力のないものだと思います。私は香港で生まれ、1歳余りで台湾に来ました。しかし、台湾が第二の香港になることはまったく望んでいません。台湾には、自由と民主主義があり、法の支配もあります」

馬氏は習近平国家主席との会談を行うなど、関係強化を進めてきましたが、馬氏でさえ香港の現状に厳しい目を向けています。
その一方で、馬氏は中国に厳しい姿勢で臨んできた蔡英文政権を強く批判。「対中関係が今回の総統選挙の第一の争点」と主張し、関係改善が台湾の利益になると訴えます。

立候補受付最終日を前に 野党の候補者固まらず

一方、与党・民進党の国会議員は中国の武力侵攻は差し迫った脅威であり、台湾の自治が守れるかの問題だと反論します。

民進党 鄭運鵬立法委員
「来年の総統選で民進党候補が当選すれば、中国も武力による威嚇や情報戦などで(台湾社会に)影響力を行使するやり方が効果がないことがわかるでしょう。そうすれば、通常のやり方で台湾で向き合っていこうというかたちになると思います」

来年1月に実施される台湾総統選挙。
中国に厳しい姿勢をとる与党・民進党からは蔡総統の後継者の頼清徳氏が立候補しました。一方、最大野党・国民党と野党第二党の民衆党などとの候補一本化の交渉はきょうもまとまりませんでした。

台湾の未来はどう変わっていくのか。立候補受付最終日の11月24日、新リーダー候補の顔触れが決まります。