オランダ下院の総選挙が22日に行われ、「反移民」を掲げる極右政党・自由党が第1党になる見通しです。

自由党は「反EU」の立場でも知られ、EU域内外に混乱をもたらす恐れも出ています。

オランダで22日行われた下院の総選挙は、7月にルッテ首相の連立政権が崩壊したことを受けて実施されたもので、ロイター通信によりますと、出口調査の結果、「反移民」を掲げる極右政党・自由党が35議席を獲得し、第一党になる見通しです。

オランダ自由党 ウィルダース党首
「オランダが再びオランダの人々のためになるようにします。移民と難民の津波を抑えオランダ国民がより多くの所得を得られるようにします」

自由党の党首ウィルダース氏は勝利演説で「移民と難民の津波を抑える」と述べ、反移民の姿勢を改めて強調しました。また、ウィルダース氏は「反EU」、「反イスラム」の立場でも知られていて、今後、EU域内外で混乱が起きる恐れも出てきています。

ただ、最終的に自由党が35議席を獲得したとしても150議席ある下院の過半数を大幅に下回っていて、ロイター通信などは「連立を組む可能性のある政党はウィルダース氏の考えを支持していない」などとして、連立政権作りが難航するとの見方を伝えています。