日本大学アメフト部の薬物問題の対応をめぐり、きのう開かれた臨時理事会で、酒井健夫学長と沢田康広副学長に対し辞任が勧告され、林真理子理事長に対しては報酬の50%減が示されたことが関係者への取材で分かりました。

日大アメフト部の薬物事件をめぐって第三者委員会は「大学のガバナンスが機能不全に陥っていた」として、幹部の責任を厳しく指摘していました。

きのう日大では臨時の理事会が開かれましたが、一連の対応の責任を取って、沢田副学長は即時の辞任を、酒井学長は年度末での辞任をそれぞれ勧告されたことが、関係者への取材でわかりました。

沢田副学長への処分案は、投票に参加した理事が全員賛成したということですが、辞任勧告を受けた2人は反対の意向を示しています。

一方、理事会は林真理子理事長に対して報酬を6か月の間、50%減とする処分案を示し、林理事長はこれを了承したということです。