ミツバチの減少は人間や自然に深刻な影響が

【中部大学の研究室】
農作物などを研究している、中部大学の吉村和也教授。
ミツバチが突如激減した十数年前に比べると今は落ち着いていると言いますが、ミツバチの減少は、「人間や地球に深刻な影響を与える」と指摘します。

(中部大学 吉村和也教授)
「温暖化して気温が上がると植物の稔性(ねんせい)、受精の効率が下がる。その過程で花粉が減り、ミツバチの食料源が減る。逆に温度が上がるとダニが一般的に生育しやすくなる」

「もともとミツバチは自然界の植物の交配を手助けする役割をしていますので、(ミツバチの減少は)自然の減少や生物多様性の低下をもたらす可能性がある」