「介護保険料の払い戻しがある」などといった電話をきっかけに、高知県南国市の60代女性が約200万円をだまし取られていたことが分かりました。
高知県警によりますと、11月21日の正午ごろ、南国市に住む60代女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがあり、請求書類を送っていますが届いていませんか。今日中であれば払戻金を受け取ることができます」などと電話がありました。
女性が「その日のうちに対応できる」と伝えると、男から、預金口座を保有している金融機関の名前を聞かれ、「手続きができるATMを確認して折り返し連絡します」などと言われたということです。
その後、今度はコールセンターの職員を名乗る別の男から、「対応可能な時間と携帯電話番号を教えてほしい」と電話がありました。
被害者が伝えた時間になると、被害者の携帯に、再びコールセンターの職員を名乗る男から電話があり、女性は男の指示に従って量販店のATMを操作し、99万9783円を2回に渡って振り込んで、総額199万9566円をだまし取られたということです。
女性によると、電話に出た3人の声は30代くらいの男のものとみられ標準語で話していたということです。
県警によりますと県内で今年確認されている特殊詐欺の被害は29件で、約5600万円がだまし取られています。去年の同じ時期より約1500万円多いということです。














