この夏3年ぶりの海開きを迎える福島県いわき市の海水浴場で、専門家などが集まり、水難事故に繋がる恐れのある「離岸流」について調査しました。
いわき市の薄磯海水浴場は、7月16日、3年ぶりに海開きが行われます。
それを前に6月29日、福島海上保安部の職員や専門家などが集まり、水難事故を引き起こす「離岸流」について調査しました。
離岸流とは、海岸に打ち寄せた波が、沖に戻ろうとする時に発生する強い流れのことで県内では過去10年間で、離岸流による救助事案が7件発生しています。
調査ではシーマーカーを使いながらその発生状況を調査しました。
小枝記者
「調査開始からおよそ3分、あちら、浜に打ち寄せる波とは反対方向に緑色のマーカーがのびはじめています。」
ドローンを使い、上空からその様子を見てみると画面左側の一部で離岸流が発生していることがわかります。
長岡技術科学大学 犬飼直之 准教授
「(調査地点は)だいたい100メートルぐらい離れた場所になりますが、それでも、場所によっては横向きに流れたりだとか、沖向きに流れたりとか、流れが大きく変わると」
福島海上保安部によりますと、離岸流の幅は10メートルから30メートル、長さは数10メートルから数100メートルにまで及ぶこともあるといいます。もし離岸流に流された場合は・・・
福島海上保安部交通課 佐藤正哉課長
「まず落ち着いていただいて、岸と平行に泳いで、それから流れから抜け出したうえで、陸に戻っていただくようにお願いしたいと思います」
【もし溺れたら?ポイントは“浮いて待つ„】
注目の記事
「太陽系外から飛来」の恒星間天体「3I/ATLAS」が最接近へ 「観測史上3つ目」宇宙望遠鏡が捉えた姿

「また無くなるのでは」と買い占めも…コメ豊作なのに続く高値「増産」は実現可能なのか?【Bizスクエア】

うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 “使命感で” 体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発…「お父さんが危ない」次に命をつないだのは-
