プロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから5位で指名された明徳義塾高校の寺地隆成(てらち・りゅうせい)選手が20日球団と正式に契約を結びました。

明徳義塾高校の寺地選手は東京都出身で2005年生まれの18歳。明徳では高校1年生から中心選手として活躍し、9月の「U―18ワールドカップ」では日本代表に選ばれ、世界一に貢献しました。先月のドラフト会議では千葉ロッテマリーンズから広角に打てるバッティング技術が評価され、5位指名を受けました。20日は高知市のホテルで球団と正式に契約、契約金は推定3000万円年俸は推定500万円です。

(寺地隆成 選手)
「捕手として(ドラフトで)選んでいただいたんですけど、まだ1年しか経験がないので、入ってからしっかり練習を積んでいって、1軍(の試合)に出場できればと思います。球界の中でも(ストレートが)速い佐々木朗希投手がいるので、捕れるかどうかわからないですけど、まずは一番速い球を受けてみたいと思います」

会見ではこんな一幕も。千葉ロッテではドラフト指名された選手に好きなロッテのお菓子をプレゼントしています。多くの選手が有名商品の「パイの実」や「コアラのマーチ」を指名するとのことですが、寺地選手が選んだのは「紗々(さしゃ)〈芳醇いちご〉」!球団広報も「おそらく初めて」と話す珍しいチョイスでした。

(寺地隆成 選手)
「(紗々は)初めて中学校の時に…このホワイトの方だったんですけど、次また買ってみようと思った時にいちご味があったので、食べてみたらすごく美味しかったので、中学校の時に初めて食べました」

(記者)
「プロになったら食べ放題だと思うが…」

(寺地隆成 選手)
「そうですね(笑)僕といえばこの『紗々』という感じが出せればと思います」

来月上旬、東京で入団選手発表会に参加する寺地選手。1月には選手寮への入寮や新人合同自主トレ、2月にはキャンプインと、予定が目白押しで、プロ野球選手としての人生がまもなくスタートします。