メキシコで開催されたウエイトリフティングの世界ジュニア選手権で本部高校3年の比嘉成が見事3位入賞を果たしました。うれしさと共に悔しさも味わった銅メダル獲得です。

20歳以下が出場する世界ジュニア選手権に挑んだ高校3年の比嘉成。
得意のスナッチ1回目で90キロに成功した比嘉ですが、実は、通常より滑りやすくなっていた会場の床に苦しんでいました。

2回目の93キロは足元が滑ってバランス崩し失敗。続く3回目も失敗しますがそれでもスナッチは3位で後半のクリーン&ジャークに移ります。

クリーン&ジャークは2回目で106キロに成功。足元の滑りも軽減し手応えをつかむとセコンドにつく父・敏彦さんは…

父・敏彦さん
「よし、いいよ、よし」

C&J108キロ最終試技の3回目は、自己ベストを1キロ下回る108キロを選択成功すればクリーン&ジャークでも3位に入ることができましたが、上げきることができず…

比嘉成
「ジャークでクリーンも乗らずに、何も勝負ができないまま。自分の中でも勝負ができないまま終わってしまったのがとても悔しかったです」

スナッチと合わせたトータルでは見事3位入賞を果たしますが、悔しい表情を見せた比嘉。

比嘉成
「この大会もまだジュニアなので、シニアになってくるともっと強い選手がたくさんにいるので、そこでもっと戦えるように、これからも頑張りたいとさらに思いました」

世界3位といううれしさと悔しさを味わった比嘉。2028年のロスオリンピックを目指してさらなる飛躍を誓います。