クマによる人身被害が相次いでいることを受け、岩手県は独自に外部の有識者を交えた緊急対策会議を開催する方針です。

これは達増岩手県知事が20日の会見で明らかにしました。メンバーは岩手県内にとどまらず、専門家に参加してもらう考えです。
現在の被害状況を情報共有して対策を検討し、実行に移すことになります。
達増知事は「専門家にも参加してもらい科学的知見に基づいて対策を講じていきたい」と話しました。
岩手県内では今年度、クマによる人身被害が19日現在で44件47人発生していて、過去最多を更新しています。
岩手を含む北海道東北地方知事会は13日に環境省と農林水産省に財政的支援などを盛り込んだ要望を行いました。