現場は、旭川市の川口被告の自宅前

 Aさんとの“やりとり”は、かなり検察の冒頭陳述などとは異なっています。

<被告人質問>(被告に質問したのは、弁護人)

■きっかけとなった小学生の娘の“いたずら”
・カーポートの前で、3~4つの手荷物を下す様子に気づく
・「変わったことするな」と思い、防犯カメラを注視
・2人それぞれ3~4回、振り被って何かを拾って投げてきた
・砂利のところにいたので、石ではないかと思った
・人の家に物を投げるのは良くないと思い、1階に降りた
・「おまえら、何やってるんだ」と、普通よりは大きな声を出した
・2人は動かず、無言
・被告「人の家に物を投げちゃダメでしょ。どうして投げたの?」と問う
・どちらか1人が「ハエのような虫」と答える
・歩道の荷物の上をまたぐように歩くと、左足が当たったが、蹴ってはいない
・もう一度「どうして投げた?」と問うと「ハエのような虫」と答える
・その後、1人が「BB弾」と言って、掌に1つ持っていた
・学校に連絡するつもりで「学校と先生の名前を教えてくれる?」と言った
・手元に紙が無かったので、女の子のノートに書いてもらった
・そのノートを破ってもらい、私がもらった
・女の子が謝るとかは無かったが、私は怒鳴ってない
・「正直に答えてくれたから、お父さん、お母さん、先生には言わないからね」と言った
・1人が「ありがとうございます」と言った
・(「言わないでね」と、言ったのでは?)全然、違います
・念のため紙を受け取り、それで終わったと思った
・(やりすぎた?)言い過ぎた感じはあったと思う

きっかけは、夫婦の小学生の長女が被告宅に投げたBB弾

■夫婦が訪ねてきた時の状況
・陽が落ちて、1台の車が防犯カメラに映る
・「変な動きの車だな」と不審に思う
・見おぼえない男性が歩いてきて、怪しい感じ
・30歳前後、170センチくらいのガッチリ型
・映っていた顔は、かなり怖い感じ
・昼の子どもの件で、どちらかがヤクザかチンピラを雇ったのではと思った
・襲撃に来たと思った
・棚に置いてあったナイフを、護身用に右ポケットに入れた
・ナイフを護身用に持ったのは初めて