いわゆる“大麻グミ”を食べた人が体調不良を訴えるケースが相次いでいる問題で、厚生労働省は押収したグミから大麻由来の成分に似た合成化合物「HHCH」が検出されたことを明らかにしました。

厚生労働省の麻薬取締部は今月17日、グミを販売する大阪市と東京都内の店舗など合わせて5か所に立ち入り検査に入りました。

麻薬取締部が分析を行った結果、このうち東京都内の1店舗から押収したグミから、国内では規制されていない「HHCH」が検出されたということです。

武見敬三 厚生労働大臣
「早ければ今週中には指定薬物として指定を行い、指定日から10日以内に所持・使用・流通を禁止するということを検討しております」

厚労省は、明日の審議会を経て「HHCH」を「指定薬物」に指定し、来月2日にも所持、使用、販売を禁止する方針です。