イスラエル首相府などは、中東イエメン近くの紅海で日本企業が運航する貨物船が、イエメンの反政府武装組織「フーシ派」に乗っ取っられたと発表しました。

イスラエル首相府などによりますと、「フーシ派」に乗っ取られた貨物船は▼イギリスの会社が所有し、日本の企業が運航していたもので、▼トルコからインドに向かっている途中だったということです。

船にはウクライナ、ブルガリア、フィリピン、メキシコ国籍のあわせて25人が乗っていたということですが、安否などは分かっていません。

政府関係者によりますと、国交省は日本郵船から、運航していた貨物船が「拿捕されたようだ」との連絡を受けたということで、詳しい状況を調べています。

「フーシ派」は、イスラエルと敵対するイランの支援を受けている組織で「イスラエルの船を拿捕しイエメンの海岸に連行した」との声明を出しています。