訃報です。創価学会の池田大作名誉会長が老衰のため、95歳で亡くなりました。創価学会は、「深い悲しみを抑えることができない」と談話を発表しました。
創価学会によりますと、池田大作氏は15日夜、老衰のため、東京・新宿区の居宅で亡くなりました。95歳でした。
池田氏は1928年生まれ、東京都出身で、19歳で創価学会に入会しました。1960年に第3代会長に就任すると、その後設立された公明党の支持母体のトップとして、国政に強い影響力を及ぼしました。
また池田氏は長年にわたり中国との交流に力を入れていて、2008年に当時の胡錦涛国家主席が来日した際も、30分間にわたり会談しました。
創価学会は午後、原田会長らの談話を発表し、「深い悲しみを抑えることができません」「ご冥福を衷心よりお祈り申し上げます」などと述べました。また葬儀は既に近親者だけで済ませ、来週、学会員を対象に「創価学会葬を執り行う」としています。
池田名誉会長の訃報を受け、岸田総理は、「深い悲しみにたえません。池田氏は、国内外で、平和、文化、教育の推進などに尽力し、重要な役割を果たされ、歴史に大きな足跡を残されました」と故人を悼みました。
また、立憲民主党の泉代表は「中国をはじめ世界各国との友好親善に力を尽くしてこられました」などと功績を称えています。
創価学会を支持母体とする公明党の関係者は「とてもショックで呆然としている」と話すなど、公明党内には動揺も広がっています。
一方、自民党内からは「公明党、創価学会の弱体化は避けられず、中長期的には自公の連立関係にも影響が出てくるだろう」との声も上がっています。
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