また富山県で人がクマに襲われました。今年に入って9人目、今回は柿の木を伐採中の男性2人が襲われたのです。クマが一番最初に狙うのは人間の顔だといいます。襲われた2人のうち1人も左目近くを爪で引っかかれました。危うく失明するところだったのです。
クマに爪で引っかかれると恐ろしいことになる可能性があります。富山県では過去、クマに顔を爪で引っかかれた女性が亡くなる事故がありました。女性は顔の皮がはがれて垂れ下がった状態になり入院、傷口から雑菌が入り、その後、破傷風のような症状で死に至ったといいます。クマの爪の恐怖とは…。
16日午前、富山市の住宅で柿の木を伐採していた男性2人がクマに襲われました。1人は爪で顔をひっかかれ、全治2か月の大けがをしていて、専門家は命を守るために「顔を抑えてうずくまるくらいのことしかできない」と話します。

富山市の住宅街に集まった警察官。手にはクマを撃退するスプレーが。警察犬も出動、地元猟友会のハンターたちも集まりました。

16日午前10時前、富山市上今町で72歳の男性が親戚4人と柿の木を伐採中、クマに襲われました。

さらに助けに入った59歳の男性もクマに襲われたということです。

月岡校下自治振興会 真田峰夫会長:「柿の木を落としているときに襲われた。悲鳴を上げた。突然こんなことなったから地元の方もびっくりしていると思います」


被害に遭った72歳の男性は顔の左目近くを爪でひっかかれ、59歳の男性は左太ももをかまれて大けがしました。
