”いじめが自殺の原因”と認定せず…

委員会は遺族側から指摘のあった4つのいじめ疑いについて調査した結果、1つをいじめと認定しましたが、残りは認定しませんでした。

そして、いじめが自殺の原因ではないと結論付けました。

委員会が自殺の原因の1つとしたのが、女子生徒が自殺する4か月前に起きた「SNSトラブル」です。

不登校中の女子生徒が心のよりどころとしていたSNSでの動画配信中に、”匿名”で女子生徒の実名や不登校であることを暴露する書き込みがあったのです。

女子生徒の母親(去年12月):「必死に生きようと努力している娘に、SNSでの誹ぼう中傷、居住地、実名まで出され、ひどくつらい思いをしました。なぜ学校に行きたくても行けない子にそこまで追い打ちをかけるのか」

会見で話す女子生徒の母親(去年12月)

しかし、委員会はこの書き込みについて…

第三者委員会 宮田徹代表委員(ことし9月):「一定の人間関係があるということが法に基づくいじめの定義の条件。同じ中学校の生徒なのか、そういったことすらわからない」

会見で話す第三者委員会の委員(ことし9月)