ボージョレ・ヌーボーの解禁日に合わせて16日、岩手県紫波町のワイナリーが町内産のブドウを使った新酒のワインを発売しました。

きょう発売されたのは、「にごりワインロゼ」です。この秋に収獲した紫波町産のブドウ、マスカットベリーAを使用した甘口のワインで、新鮮な味を最大限に引き出すため、ろ過せずに瓶詰めしています。16日はワイナリーのある「紫波フルーツパーク」に生産者など関係者が集まり、新酒の発売を祝いました。今年は夏から秋にかけて天候に恵まれ、ブドウの糖度が高くなり華やかな香りのワインに仕上がったといいますが、春の霜による被害でブドウの収穫量は平年よりも4割ほど少なくなる見込みです。

(ブドウ生産農家 佐々木 武さん)
「いいものができていると思っている」
「いまだかつてない(霜の)被害だったと思うが泣き言ばかり言っていられない。ワインは前向きな明るい地域の特産。負けていられない。さらに生産者は頑張っていく」

「にごりワインロゼ」は5000本の数量限定で、県内の酒販店やスーパーなどで購入できます。