全国で相次ぐクマによる被害。15日から「ツキノワグマ」などの狩猟が一部地域で解禁されました。
■全国180人がクマの被害 狩猟解禁
富山県では、15日からツキノワグマを含む46種類の鳥獣の狩猟が解禁されました。
県内では10月のクマの出没情報が2022年の12倍に増えています。
Q.(クマが)急に現れたら?
鳥専門の猟師「そうなったら撃つしかない。弾持っているので」
兵庫県・郡町でも「ツキノワグマ猟」が解禁に。
猟師「地域の皆さんも害獣として大変困っているのは聞いてますし、少しでも役に立てたらと思う」
環境省によりますと、2023年4月から10月までに全国で180人がクマの被害に遭い、すでに、昨年度の2倍を超えています。
■青森「においに反応?」倉庫にクマ 広島では「柿の木」撤去
青森県では14日、肥料工場の倉庫にクマが侵入する騒ぎが起きました。
肥料袋の上にいるクマ。
警察官がクラクションをならすと、パトカーの間を縫うように逃げて行きました。
肥料の製造会社 圓山 大高社長
「おそらく有機肥料の中の魚かすとか、そういったにおいに反応して来たんじゃないかな」
エサを求め、市街地に出没するクマ。
15日、広島県の民家では住民が「柿の実」の撤去作業に追われていました。
住民「この地区ではイノシシとシカだけで、(クマは)全くいなかったんでびっくり」
13日、東広島市では、イノシシの仕掛けの前を横切るクマの姿を監視カメラが捉えていたのです。
住民達はエサとなる柿の撤去や、生ごみの管理を徹底することを急きょ決めました。
■民家に「クマの手の跡がついている」仕掛けたワナは…?
一方、11日、民家の干し柿をクマに食い荒らされた宮城県・大崎市の集落では…
猟友会「あそこに(クマの)手の跡が付いてるから。あれがクマのサイズ」
14日も民家にクマが現れたといいます。
14日に仕掛けた罠を今朝、見に行くと…
猟友会「来てないから、ダメだね」
クマはかかっていませんでした。
地元猟友会では、クマが捕まるまで引き続き罠を設置することにしています。
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