秋田県知事が四国の酒や料理を「貧乏くさい」などと発言したことをきっかけに、四国4県と秋田県の合同物産展が東京で開かれました。

有楽町にできた長い列。お目当ては馬路村のユズポン酢や秋田のきりたんぽ鍋セットなど5県の特産品が入った詰め合わせセットです。先月、秋田県の佐竹知事が秋田市内での講演で四国の食について「貧乏くさい」などと発言。陳謝する中で今回の物産展が実現しました。

(秋田県 佐竹敬久 知事)
「ほんとうに申し訳なく思ってますが非常に反響が大きくて私自身、四国の方々の寛大な気持ちに対し、自分で恥じ入っている次第です」

イベントには愛媛県の中村知事や徳島県の後藤田知事も参加。秋田と四国の食や観光をPRしました。詰め合わせセットは50個限定で用意されましたが、イベント開始前に完売。各県のマスコットキャラクターも登場し、盛り上がりを見せていました。

(訪れた人)
「佐竹知事がああゆうこと言っちゃって『やっちゃったな』と思ってたらその後の四国の対応がすばらしくて、これはもう絶対に行かなきゃと。雨降って地固まるじゃないですけど、仲良くするっていうことはすばらしいなと思って」

(県東京事務所 三木由紀子 副所長)
「(合同物産展の開催について)正直なところいいのかなっていうのがあったんですけども、4県と秋田県の皆さんにお話をする中でぜひやっていこうという話になったので、5県連携してこういうイベントを仕上げることができました」

(秋田県東京事務所 熊谷僚子 副所長)
「各県の代表の皆様に温かいお言葉をいただいてほんとに感謝しています。引き続き四国の皆様と連携したイベントを開催したいと思っております」

佐竹知事は「これから四国とコラボしながら課題が多い地方創生に取り組んでいきたい」と話していました。