坂本龍馬に続く人材を育てていこうという思いが込められた“龍馬賞”に今年は高知県立牧野植物園が選ばれています。15日は高知市で授賞式が行われました。
龍馬賞はその年にさまざまな分野で活躍した県内の個人や団体に贈られます。高知市の桂浜に龍馬像を建てたうちの1人、入交好保(いりまじり・よしやす)さんが1985年龍馬の生誕150年を機に創設しました。
県内の報道機関で作る「高知報道十一社会」による選考の結果、今年の龍馬賞には県立牧野植物園が選ばれました。今年は連続テレビ小説をきっかけに、高知の経済に大きく貢献しただけなく、5月には、新しい研究棟をオープンするなど、植物に関する教育・普及に力を入れてきたことが評価されました。
(県立牧野植物園 川原信夫 園長)
「坂本龍馬のように、全国規模、誰もが知っているという人物に、牧野博士をしていくべく、園地管理やいろりろな展示・イベント、そして教育普及、研究も含めて、牧野植物園を発展させていきたいと強く感じている」
13日、今年度の来園者数が33万人を超え過去最多を更新している牧野植物園。高知の教育の発展や観光の振興などを担う施設として、今後の活躍が期待されます。