15日朝、宮城県石巻市の沖合で漁船の定置網に引っかかったクジラが見つかりました。クジラは死んでいて、体内にガスが溜まっているような状態だということで県が対応を協議しています。


手塚崇カメラマン:
「石巻市狐崎岬です。クジラが浮いています」

15日午前6時過ぎ、石巻市の狐崎漁港から2キロの沖合で白い巨大な物体が海面に浮いているのを遊漁船の船長が見つけました。近付いたところ、クジラが定置網のロープに引っかかっていたということです。


仙台うみの杜水族館は、「ニタリクジラかイワシクジラと見られる」と話しています。クジラは体長6、7メートルですでに死んでいるということです。


仙台うみの杜水族館 寺沢真琴飼育員:
「個体の様子を見ると結構腹部も膨らんできているので、腐敗も進んできている印象があった。死んだ状態がちょっと長く続いていたのかなと考えられる。そのまま流されてきていたのかなと思う」


県は今後、陸に引き揚げるか沖合で処理するかなど対応を協議しています。