強さの秘訣は「育成の循環」

会津若松市が優勝候補として力をつけた理由。それは、2011年から取り組んでいる「若い世代の育成」です。

高橋監督「走っている時はもちろん苦しいんですけど、大会自体を楽しんでやれることで、その経験をするから、高校生・大学生になった時に、中学生をできるだけ楽に走らせてやろうという選手が集まってきてくれているので」

合同練習では、大会を経験した高校生や大学生、そして社会人選手が中学生ランナーの走りを指導。こうした「育成の循環」がチームの強さにつながっています。

コーチ「いいか!区間賞取るなら3分5秒ペースで行かないとだめだぞ」

今年、中学生ランナーをけん引するのは、キャプテンの半谷創辰(そうしん)選手。会津学鳳中の3年です。

半谷創辰キャプテン「王座奪還に向けて頑張って行きたいと思います」

半谷キャプテン

10月に行われた県中学駅伝。半谷選手は、エースが揃う花の1区を若松四中と並び、トップでタスキを渡しました。自身の強みは「粘り強さ」と「ラストスパート」と話す半谷選手。ふくしま駅伝では、区間賞を狙っています。

半谷選手「区間賞を取ってチームの6度目の優勝に貢献できるように頑張りたいです」

そしてもうひとり、男子の注目選手が…。