千葉県市川市の特別支援学校で、生徒が自ら運営する“校内コンビニ”がオープンしました。知的障害のある生徒が商品の仕入れから販売まで一貫して行うという、新たな取り組みです。
けさ、市川市の特別支援学校にオープンした“校内コンビニ”。“従業員”としてレジに立つのは、この学校に通う生徒です。知的障害のある1年生から3年生までの生徒あわせて24人が、商品の仕入れから販売まで一貫して行います。
利用した生徒
「ツナマヨのおにぎりを買った。同じ学校の仲間が一生懸命販売をしているので、応援していこうと思う」
オープンに向け、生徒たちは学校内でどんな商品にニーズがあるのかを調べ、販売する商品を選ぶ“マーケティング”も行いました。
販売業務にあたった生徒
「こういった経験は初めてで、はじめは緊張した。資料を考えたり、内容を考えたりするのが難しかった。賑わいをみせる店になってほしい」
厚生労働省の調査では、企業が知的障害のある人を雇用する際の課題として、「会社内に適当な仕事があるか」「採用時に適性や能力を十分把握できるか」といった声が上がっています。
校長は、今回の取り組みが生徒たちの就職に向けた後押しになればと話します。
市川大野高等学園 小倉京子 校長
「生徒たちは一度覚えたことは確実にできるというところがあるので、知的障害の良さを活かしていければ。販売、それから商品管理を身につければ、将来の職業生活に十分活かせる」
“校内コンビニ”は、生徒の新たな可能性を生み出すものになるかもしれません。
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