インフルエンザ患者が増加する中、薬局では、せき止めや解熱鎮痛剤などの薬の品薄が続いています。
いでがわ田多井薬局 田多井健介社長:
「ここに一応、せき止めの薬の名前が書いてあります。アスベリンって書いてありますね。引き出しを開けると…すみません、一錠も入っておりません。これ、入荷してません」
松本市の「いでがわ田多井(たたい)薬局」。
市の薬剤師会の会長も務める田多井健介社長によると、新型コロナが流行し始めた3年前からさまざまな薬で慢性的な供給不足が続いています。

いでがわ田多井薬局田 多井健介社長:
「小児用の風邪薬・せき止めなどがいま一番、手に入りにくくなっています。あるいは、熱冷ましに使う成分のものも流通が少なくなっております」
インフルエンザ患者に処方されるせき止めや解熱鎮痛剤。
卸売業者からは「入荷未定」や「出荷調整」の連絡が相次いでいるといい、流行期を迎える中、在庫は減っていく一方です。
いでがわ田多井薬局 田多井健介社長:
「例えば(解熱鎮痛剤の)カロナール。今こんな感じなんですけど、本来ならここ全部カロナールです。今在庫がこれしかないんですね」
(3つだけ?)
「ちょっと今は違うものを入れてますけど」
来店した患者の処方箋に対応する在庫がない場合は、系列の店もしくは薬剤師会や薬局の組合を通して取り寄せますが、それでも手に入らない場合はほかの薬局と融通しあうことも。














