カギ握る3人のホープ

監督が期待を寄せるのは、3人のホープ。1人目は、学法石川高校3年の佐藤美空(みく)選手。ことしの高校駅伝では2区を走り、学法石川・女子8連覇に貢献しました。

2人目も、同じく学法石川3年の菅野優空(ゆあ)選手。去年のふくしま駅伝では3区を走り、市の部で区間1位を獲得しました。

そしてもうひとりが中学生ランナー、大鳥中3年の丹野星愛(せな)選手です。

丹野選手

丹野選手は去年の全日本中学陸上・女子1500m、4分31秒71というタイムで7位入賞。中学の県記録を更新しました。

丹野星愛選手「(全国大会では)少しでもくらいつけるように、強い気持ちで走り切りたいと思っています」

丹野選手の持ち味は、粘り強い走り。去年のふくしま駅伝では、9区で区間賞に輝くなど成長著しい選手です。しかし、今年8月に行われた全日本中学陸上選手権では10位。去年の自分を超えることができませんでした。

そして、10月。U16のジュニアオリンピックで1000mに出場し、結果は5位入賞。全国中学生陸上での悔しい経験が、丹野選手をさらに強くしました。

丹野選手「今まで出た全国大会の中で1番いい成績を残したので、すごく嬉しかったです」

大出正浩監督「(2年間指導してきて)今は自分でレースを作れる選手になったのが大きな成長かなと思います」